東京都女性薬剤師会は、会員薬剤師の職能向上、とくに女性のライフステージに応じた「薬の安心・安全な使用」に関する的確な指導と情報提供を推進する事を活動理念としている。この基本的な理念を実践するために、東京という地域における特色を踏まえ、以下のような具体的な活動を行っている。

１．「薬の安全・安心な使用」を推進するための薬剤師の職能の向上を図る
　　＊　日本女性薬剤師会からの委託である認定薬剤師研修制度による「薬剤師継続学習通信教育講座」及び学術講演会の
　　　　 計画、実施、評価
　　＊　地域における最新の医療・薬学分野の研修会の計画、実施、評価

２．実践的な研修方策の検討
　　＊　体験、実習による、より効果的な研修方法の導入

３．ワークライフバランスを踏まえた未就業薬剤師の復職支援
　　＊　「薬剤師継続学習通信教育講座」による未就業期間中の自己研鑽への支援

４．地域包括ケアシステムにおける薬局と薬剤師のあり方の検討
　　＊　住民に対する薬局、薬剤師の役割の啓発方策の検討
　　　　　（来局者個人への働きかけから、顔の見える地域の住民への集団的な働きかけへ）
　　＊　薬剤師のフィジカルアセスメントの習熟度の向上
　　　　　（来局者、在宅患者共において、必要となる異常の早期発見の方策として）
　　＊　かかりつけ薬局、かかりつけ薬剤師、健康サポート薬局の推進
　　　　　（セルフメディケーションのための身近な医療者として）
　　＊　在宅医療をふまえた多職種連携の推進

５．地域住民への健康教育
　　＊　市民公開講座の開催（一般住民に向けての開かれた活動）

６．会員の親睦と事業への積極的な参加を募り、薬剤師としての信念と誇りを深める目的の広報活動
　　＊　会報「都女だより」年４回の発行